就活対策としての営業インターンは外れる(結局就活の役に立たない)場合が少なく、かなりおすすめです。
営業インターンは就活対策として外れにくい、つまり、かなり多くの会社のESに書ける汎用性の高い経験だということです。
下記簡単にまとめてみました。
営業インターンの仕事内容
営業インターンでは、テレアポもしくはメールアポイントを取る業務が基本です。
テレアポでは、リストアップされている企業もしくは個人に電話で営業します。
アポイントとは、訪問の約束と考えてください。
企業によってはリストアップからアポイントを取った先への営業活動まで幅広く任せてもらえる場合もあります。
できれば幅広く任せてもらえそうな案件を探しましょう。
メールアポイントも同様で、リストアップされているアドレスに宛ててメールで連絡したり、メールアドレスのリスト化を行ったりします。
営業インターンのメリット
営業インターンは求人が多く、採用されやすい
営業インターンは求人数が多いです。
電話やメールで徹底的に商材をセールスしていかなければならないフェーズのスタートアップベンチャーが募集する場合がほとんどです。
また、専門知識や経験も特に必要ない場合が多いため、応募の壁はエンジニアやライターなどの募集に比べて低い、すなわち応募しやすい傾向にあります。
デメリットの項で後述しますが、インターン生の入れ替わりも他のインターンと比べて多いため、営業インターンを募集している会社ではほぼ常に募集していると考えられます。
慢性的にインターン生不足の会社が多いので、採用もされやすい傾向にあります。
営業インターンで身に付く能力と就活でアピールできるポイント
就活で必要となる多くの企業、職種に共通する能力が営業インターンでは身に付きます。
- 厳しいイメージがあるので、就活時にガッツをアピールするエピソードになる
新卒採用する際に重視されることとして、厳しい環境に置かれたときに辞めないかどうかがあげられるが、営業インターンはかなり厳しい環境を経験していると判断される - 社外の方と話すので、就活レベルのビジネスマナー、話し方を身に付けられる
会社宛てに電話してアポイントを取るという営業なので、就活で必要な敬語、話し方のマナーを学ぶことができる。
営業先の会社にとってはインターン生でも会社の代表になってしまうため、インターン先の会社でもしっかり教えてもらえる場合が多い
就活前に社会人と話す経験を徹底的に積める機会になる - 営業の気持ちがわかるという就職してから効いてくるスキルを身につけられる
営業がいない会社はほぼないため、本社の企画系職種等でも営業とのかかわりは必須
営業経験がないままに営業部と折衝するのと一応経験した上で折衝するのではかなり差がでる
営業インターンのデメリット
就活に使えるという意味では外れもなく、強い営業インターンですが、デメリットもあります。
しんどいです…。
1日数十件から百件近く電話してアポが取れるのはだいたい5%くらいです。
慣れるまではなかなかアポイントは取れないですし、慣れても日によってはアポイントが取れない日もあります。
明言する会社に会ったことはありませんが、正社員にやらせるとすぐ辞めるからインターンで、と考えている会社もきっとあると思います。
ただ、就活に役立つと考えると、当然きつい業務だから評価されるということは大きいので、思い切って挑戦してみてもらえればと思います。
総合職採用では最初に営業部に配属されることが多いのですが、ここで一番きついテレアポを経験しておけば、きっと就活、そして就職した後にも生きてくる!と思って3か月は頑張ってみて下さい。
営業インターンは就職後に同期に差をつけられる
前述しましたが、日本の大学生のほとんどは総合職として採用されることになります。
学生時代に身につけたスキルがあっても、実際はそのままは使えないことがほとんどですが、営業インターンは違います。
営業としての感覚、営業としての根性、そして営業さんと仲良くなる経験ははどの部署に配属されても必要となる場合が多く、無駄になりません。
一生使える武器として、あなたを支えてくれますので、ぜひチャレンジしてみてください。
企業活動を最も簡略化して言葉にすれば、「自社で価値を作り出して、外部のお客さまに届けて代金をもらう」ということでしかありません。
営業部門との折衝は管理部門においても営業の話ができる管理部門社員は営業との円滑なコミュニケーションをとれる場合が多く、営業感覚を身につければ取引先との折衝にも役立ちます。
自社内営業との折衝、社外取引先営業との折衝において、大きな武器になります。
もちろんほとんどの総合職が経験するであろう営業部に配属された場合には、同期に差をつけるあなたの武器になります。
ちなみに学生時代に営業インターンでしっかり経験を積んでおけば、おそらく最初の1か月目で営業未経験の同期には圧倒的に差をつけられると思います。