前回記事はコチラです
改善提案書の作り方と提案の仕方(テンプレート付)
前回は改善提案書を作ってうまく提案する!というところまでお話ししたわね。今回は前回に続けて評価される方法をお伝えするわよ!
ありがとうございます!正直改善提案は評価されてやりたい仕事をとるための目的でしかないですからね。評価されることがより目的に近づく手段なので、しっかり学びたいです!
どうやって高評価されるか、スキルと考え方を解説します!
やってないことをやったことにはできないが、やったことをできるだけ評価してもらう方法はある!
- まずはスピードで期待値を超えろ
- 内容で超えるよりスピードで超えるほうが効率的
- まずはスピードで期待値を超えよう!
- 期待値をコントロールする
- 自分で期限を切って、それより早く仕上げよう
- コントロールの際の期待値も考える
- 相手がどれくらいでできると思っているかも重要
- 報連相を効果的に使う
- スピードの評価は指示→実行が基本
- 指示→アクションもけっこう評価されるから、報連相でアクションしておく
- 遅れそうな場合、報連相で期待値を下げることで評価を守る
どういうとき評価は上がるか?
ちなみに井崎さんはどういうときに高評価されると思う?
やっぱりクオリティの高い仕事をしたときですよね!今回の改善提案も、社長が考えていないようなあっと驚く改善案を出せば、高評価されると思います!
その通りね。”社長も考えていないような”ってことが実は一番大切なポイントなの。
どういうことですか?
社長も考えていないようなあっと驚く改善案って、言い換えると社長の期待を超えるってことよね。そこがポイントなの。高評価は相手の期待値を超えたときに得られるのよ!
なるほど!これぐらいだったらできる、と思われていたこと以上のことをやることが大切ってことですね!
その通り!相手の期待値との差が評価につながるということは大切な考え方だから覚えておくといいわ
- 相手の期待値と結果の差が評価になる
- 相手の期待値を上回ったとき、高評価される
スピードで期待を上回る
どうすれば期待を上回る仕事ができますかね?今はとにかく改善提案で期待を超えなきゃいけないんですけど…。
そうね…。さっき期待値を超えることで高評価が得られるって言ったけど、提案内容や質で期待を超えるのはなかなか難しいわよね。でも評価は内容だけじゃないの。
そうなんですか!?内容以外にも評価ポイントがあるとは思ってませんでした
仕事に対する評価って内容の質とスピードなの!質は実力によってすぐに質を上げることはできないけど、スピードはちょっとしたコツと頑張りで早く見せることができるのよ。
スピードも大切なんですね!確かにスピードだったら頑張ればなんとかなる気がします!
どんな仕事でも基本は”できることをまず一生懸命やる”ということだからね。頑張ればなんとかなることは頑張るといいわ。”スピード×質=仕事の評価”と考えてしまってもいいわね。あと、ちょっとしたコツもあるから、それもあわせて使えるようにしていきましょう。
- スピードと質に分けて考えるとアプローチしやすい
- 質は実力やこれまでに培ったものに左右される
- 比較的簡単に期待を超えられるのはスピード
- 頑張って早く仕上げることと見せ方のコツで何とかする!
期待値をコントロールする
”相手の期待(スピード、質)を上回ったとき、評価が高くなる”という話はしたわね。評価を高くする方法の1つは仕事のスピード、質を相手の期待より高めること。これは簡単ね。もう1つ方法があるんだけど、わかるかしら?
えっ…。スピードと質を高める以外にもあるんですか?
まあそんなに難しい話じゃないんだけど、相手の期待と実際の仕事を秤に乗せて、実際の仕事のほうが重ければ高評価と考えてみるとどうかしら?
あっ。そうか。相手の期待が軽ければ同じ仕事内容でも高評価されますね!
そうなの。例えばスピードで期待値を超える一番単純な方法としては、、1週間以内にやります!って言っておいて、翌日仕上げるとかね。
それ、簡単に使えそうですね!さっそく使ってみます。
ちょっと待ったー!そんなに簡単じゃないのよ。むしろ使い方に失敗すると仕事の前に評価が下がってしまうわ。
あっ…。やっぱりそんな単純じゃないんですね。なんか簡単すぎると思ったんですよね…。
そうね。例えば3日間くらいでできるかなーって思って仕事を振って、”1週間でやります!”って言われたらどう思うかしら?
いや、もっと早くやれるでしょって思いますね。
その時点で評価が下がっちゃうわよね。評価を上げるためにやってるのに、何やってるかわからなくなるわ。大切なのは、ここでも相手の期待値を意識して期限を切ることよ。
あっ。なるほど。ここでも期待値を上回るスキルを発動するんですね。
その通り!仕事をもらったら相手がどれくらいでできる仕事だと考えているかをまず考えて、それより少し早い期限を自分で設定するの。そのうえで設定した期限よりも早く仕上げることで期待を上回るのよ!
なるほど!まず頑張ることがやっぱり大切なんですね。
- スピードで相手の期待を上回る方法
- 相手の期待するスピードより少し早い期限を提案する
- その期限よりも早く仕上げる
- 期限設定に関しても相手の期待を超えるようにする
- 最後はやっぱり頑張りで何とかするしかない!
報連相を効果的に使う
あと、スキルとしての報連相を押さえておくといいわね。
報連相!社会人に一番必要なスキルと聞いてます。ぜひ教えてください!
今回は期待値を超えて高評価をもらうための報連相スキルに絞るけど、攻めの報連相と守りの報連相の2つに分けて考えてみると分かりやすいわ。
攻めと守り!なんかかっこいいですね。
まず攻めの報連相ね。仕事って完成したポイントがホントは一番大切なんだけど、アクションのスピードもけっこう評価に関わるの。改善提案に関しての例を挙げるから上司のつもりになって考えてみてね。
はい!
それじゃいくわよ!1、”部下に改善提案書の作成を指示した、1週間後部下から提案書の提出があった”、2、”部下に改善提案を指示した、翌日部下から方向性を報告された、1週間後部下から提案書の提出があった”…どちらがいいかしら?
2ですね。仕事が早い感じします。あれ…。
ねっ。指示から実行までの期間は1週間で同じなのに、翌日報告されると仕事が早い気がするでしょう?指示→実行のスピードだけじゃなくて、指示→何らかのアクションまでのスピードも評価に関わってくるってこと。何らかのアクションの1つとして報連相を持っておいて早めにやると、同じ期間で同じ事をやっても評価されやすくなるのよ。
なんだか面白いですね。確かに翌日報告するかどうかだけの違いなのに感じが全然違いますね。
そうなのよ。じゃあ次は守りの報連相ね。期待値を後からコントロールする(下げる)方法と言えるかもしれないわ。また例を挙げるわよ。1、”1週間でやりますと言っていたけど、結局1週間後でなく2週間後になった” 2、”1週間でやりますと言っていたけど、実際に始めてみると時間がかかる業務でした、3週間以内には何とかしますと報告を受け、結局2週間で仕上がった”
さあ、どちらが評価を守れるかしら?
2です。参りました。
評価を上げる、守るに関わりなく、報連相は義務じゃなくて武器だと考えると活用できるようになるわよ!
報連相は武器!肝に銘じておきます。
- 報連相を効果的に使うことで仕事のスピードを演出しよう
- 指示→アクションを早める攻めの報連相を意識する
- あとから期待値を下げつつ、評価は守る守りの報連相も意識する
期待を超えて評価を上げるコツまとめ
評価=仕事のスピードと内容でどれだけ期待値を超えられたか
- まずはスピードで期待値を超えろ
- 内容で超えるよりスピードで超えるほうが効率的
- まずはスピードで期待値を超えよう!
- 期待値をコントロールする
- 自分で期限を切って、それより早く仕上げよう
- コントロールの際の期待値も考える
- 相手がどれくらいでできると思っているかも重要
- 報連相を効果的に使う
- スピードの評価は指示→実行が基本
- 指示→アクションもけっこう評価されるから、報連相でアクションしておく
- 遅れそうな場合、報連相で期待値を下げることで評価を守る