ESは構造分解で改善&文字数削りできる | キャリ窓式セッションのツール①

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ES書いてて、「あれ何か分かりにくいぞ」とか「文字数多いけどどこ削ればいいか分からない」ってときは”文章の構造化”が有効です。
ESだけじゃなくて全ての文章作成に使えるスキルです。
ちなみに”文章の構造化”は谷口式ESセッションの2大ツールの1つです。

文章の構造化

一言で言うと書いた文章を読みなおして役割で分けていくことです。
大事なのは、書いたあとに文章内の要素を切り分けていくこと。最初から構造考えて書くとテンプレートに引っ張られた薄い文章になりがちです。
下記をチェックするのが目的です。

  1. ロジックの流れ
  2. ロジックの妥当性
  3. 内容の過不足

まずは書いた文章を上から切り分ける

書いた文章を読んで、意味&役割でできるだけ細かく切り分けていきます。
切り分けたものをパートと呼んでいます。切り分ける際、そのパートの役割とダイジェストを書きます。

こんな感じです。※今めっちゃ適当に作りました…。

注意:下記は役割り部分も含めてあくまで例です。テンプレート的にこういう構造で書くべきだよ!という話ではありません。

  1. リード文:自分の強みは○○。
    元の文
  2. エピソード概要:飲食店のアルバイトで発揮した。
    元の文
  3. 課題提示:新人がすぐ辞めるという問題があり定着率アップが課題だった。
    元の文
  4. 仮説提示:問題は新人指導担当者が曜日によって変わることだと仮説を立てた
    元の文
  5. 解決案提示:指導担当者間で新人に次教えることを共有することを提案
    元の文
  6. アクション➀:新人教育シートを作成、指導担当できるアルバイトに共有した
    元の文
  7. アクション➀に対する課題:指導担当者に記入の習慣がつかなかった。
    元の文
  8. 課題対応➀:店長に交渉、記入する時間も時給を出すように説得
    元の文
  9. 課題対応➁:新人の初出社時に「シートに記入してもらうこと」を仕事として徹底するように伝える
    元の文
  10. アクションに対する結果:新人教育シートの記入習慣がついた。
    元の文
  11. 成果:30%を切っていた3か月後新人定着率だったが、導入以来1年間まだ退職者がいない。
    元の文
  12. 貢献ポイント:課題を発見して自ら働きかけて改善していく姿勢を貴社でも活かしたい。
    元の文

作った文章を上から切っていくと、1文の途中で切れる場合もありますが(読点で切れない場合)、意味&役割で切るようにしてください。

無駄なパートを削る、統合する

まず役割とダイジェストを見て、内容が重なっている部分がないかチェックします。
内容が被っている部分は統合するかどちらかを消すかします。
文章のままだと何となく流してしまいがちですが、意外と重複したパートが見つかります。
リード文と締めの成果や貢献ポイントなどがほぼ同じ内容で無駄な場合がよくあります。
PREP法を無駄に使ってわざわざ同じ文章にしている正直者も多い印象ですね。
頭のPとしっぽのPは少し役割を変えたほうがしつこくなくていいです。
リード文は結論を、締めの文は決意を!と考えて、全く同じ文で前後を挟むサンドイッチESを避けてください。

ダイジェストと役割を見てロジックの流れ、妥当性をチェック

次に役割を見て、流れがおかしい点がないかどうかチェックします。
役割である程度分類できてますので、例えば課題提示の前に解決策を提示していないか、それぞれのアクションへの結果は抜けていないかなどを確認します。
また、課題に対しての解決策などもダイジェストで見られるので、そこに妥当性があるかどうかも確認しやすいです。
この課題に対してこの解決策?もっといい解決策あるし、やった!とか、けっこう出てきます。
文章にして読むと分かりにくく無理がある流れも、切り分けてダイジェストにしてあると意外と見えてきますよ。

各パートの内容の過不足のチェック

ここは目的ファーストの意識が重要です。
”その回答で何を伝えたいか”によって、パート毎の必要文字数は変わってきます。
例えば前述の例では、解決策立案をアピールしたいならその部分に文字数を割く、粘り強い交渉力をアピールしたいなら店長、他のアルバイトを説得した部分に文字数を割く、といった具合です。
そのESで伝えたいことからパートの重要度を決定、重要な割に文字数が少ない、重要でないのに文字数が多いパートを改善してください。

文字数削りにも最適

いろいろな問題と同じく、文章も切り分けると問題解決しやすくなります。
前述の”被っている部分を削る”もそうですし、”各パートの重要度で文字数調整する”も同じです。
それぞれのパート、パート内の文、文の中の単語が、文章の中でどんな役割なのかを”文章の目的”からチェックしましょう。
文章の目的から確認することで、重要な1文を文字数をそろえるために削ってしまうなどというミスを避けることができます。

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