長期インターンでやりたい業務を任せてもらおう!【相談室の佐藤さん⑨】

業務の幅を広げる方法を教えてもらってから1か月、井崎さんはまたまたインターン相談室の佐藤さんに会いに来ました。

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佐藤さん

こんにちは!前回は業務の広げ方を話したわね。業務の幅は広がったかしら?

慣れてきたら業務の幅を広げよう

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井崎さん

初回メール対応がほとんどだったのが、面談スケジュール表の入力とか、日時の調整とかまで任せてもらえるようになりました!いい感じなんですけど、でもやっぱり応募者の面接とかもやってみたいんですよね…。

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佐藤さん

なるほど!前回の復習だけど、企業はあなたにあなたがやりたい仕事をやらせるために存在してるわけじゃないってことね。あなたに時給いくら払って、何をやらせれば企業の役に立つかが全てよ

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井崎さん

そうですよね…。なんとかやりたい仕事を任せてもらう方法はありませんか?

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佐藤さん

もちろんあるわよ!前回は単に業務の幅を広げるだけだったけど、今回はいよいよ”やりたい業務を任せてもらう”方法を教えるわね!単純に業務の幅を広げていったのはこのためだったのよ!

やりたい業務があるけどなかなかやらせてもらえない!
どう自分からアプローチしてやりたい仕事を任せてもらえるかを解説します!

やりたい仕事の任され方

  • まず役に立つ!
  • 先輩の仕事をもらうことで少しずつ仕事の幅を広げる
  • 自分で作れるような簡単な提案は先に試作しておく
  • 頼みを聞いてもらえるように普段からたくさん役に立っておく

やりたい業務をやらせるメリットが企業側にあるかどうか

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佐藤さん

企業側にメリットがある仕事、あなたが任せてもらうことにあなた側にメリットがある仕事、この2つに分けて業務を考えてみましょう。今任せてもらっている業務はどちらかしら?

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井崎さん

今の仕事は私が将来やりたいと思っている人事の業務なので、私にメリットはあります。企業もたぶんメリットがあるから任せてくれてると…思います…。

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佐藤さん

その通りよ。どちらかだけにしかメリットがなければ関係は続かないわよね。だから、仕事に限らず基本的にはどちらかだけにメリットがあるということはほとんどないの。

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井崎さん

なるほど。確かにそうですよね。

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佐藤さん

大切なのは、自分のメリットだけじゃなくて相手のメリットも考えること。そしてその業務をあなたに任せることにメリットがあるとあなたが思うだけじゃなくて、企業(上司や先輩)もともにメリットがあるとなったときに業務は任せてもらえるわ

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井崎さん

なるほど! 前回教えてもらった簡単だけど手間が多い業務は企業(上司や先輩)にメリットがあるから簡単に任せてもらえたんですね!

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佐藤さん

実はその通りなの。正直今任せてもらえてる業務は企業(上司や先輩)にメリットが大きいから簡単に任せてもらえた面も大きいわ。双方にメリットがあっても、業務によってその割合は変わってくるわよね。ちなみにこれから井崎さんが任せてもらいたい業務はどうかしら?

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井崎さん

面談の同席に関しては、正直企業(上司や先輩)側のメリットは正直ほぼないと思います。でもやりたいんですよね…。

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佐藤さん

その通り!残念ながらかなり難しいわ。だって井崎さんが同席することで何かいいことがあるとすれば、井崎さんにだけだもんね。でも、大丈夫。何とかする方法はあるわ!それから、少なくとも企業(上司や先輩)側のメリットを考えられるだけで井崎さんは学生だけじゃなくて平均的な新卒1年目の社員くらいの考え方は身につけていると言えるから自信を持ってね。

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井崎さん

ありがとうございます!

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佐藤さん

企業(先輩や上司)側に明らかなメリットがある業務は簡単に任せてもらえるから、今回はメリットを感じてもらいにくい業務を任せてもらう方法を中心に教えるわよ

  • 自分のメリットと企業(上司や先輩)側のメリットを考えて提案することが重要
  • その業務はどっちにとってメリットが大きいか、という考え方を意識しよう
  • やらせたい!という相手の気持ちを高めることが重要なのだ
  • ちょっとした改善なら勝手に家でやってみる

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    佐藤さん

    まずは2つに切り分けるわね。まずは自分だけでやれることから説明するわ。例えば、ちょっとした改善提案とかがやりたい場合ね。

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    井崎さん

    あー、それ、あります。やっぱり改善とか経験すると就活でもアピールできますもんね!今の長期インターン先の面談予定ってエクセルで共有してるんですけど、見にくい表で抜け漏れがけっこう多いんですよね。

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    佐藤さん

    そういう普段業務をやっていく上で気になる点を見つけて少しずつ改善することは大切よ。もちろん就活のときにアピールポイントにもなるし、何よりインターン先企業の役に立てるわ!

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    井崎さん

    そうですよねー。でも改善提案ってなんか不備を指摘することになるからどう思われるか心配で…。

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    佐藤さん

    その通りよ!だんだん相手の気持ちになって考えることに慣れてきたわね。特に新人が使える提案方法としては、”私が慣れてないせいだと思うんですけど…”という言葉を枕に使うといいわ。その上で、”こうだったら手間も増えずにより分かりやすくなるのになぁって思うんですけど…”ってつなげるといいわね。もう一つ、主導権をもって改善提案をするなら使える技があるの

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    井崎さん

    主導権をもって改善提案!どうすればいいんですか?

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    佐藤さん

    簡単にでいいから、自分で家とかで先に作っちゃうの。さっきの流れで先輩が”確かにそうかもね…”って思った瞬間、”ちょっと家で作ってみたんですけど”って試作品をすかさず見せるの。そうすれば試作品が良ければ採用してもらえるし、もっとこうしたほうがいいという意見ももらえるわ。”改善業務をくれればこんな改善をするので、メリットになりますよ”って具体的な説明にもなるわよね。そうなったらもうこっちのものね

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    井崎さん

    なるほど!先手を取ることが重要なんですね!

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    佐藤さん

    その通り!とどめに”今の業務には支障出ないようにしますから、ちょっとやってみていいですか?”って念を押しておくといいわ。”ちょっとやってみていいですか?”はかなり使えるわよ。重要かつ時間がかかりそうな改善提案のときは”がっつりやってみていいですか”も応用技として使えるようになるといいわね

    • 新人の時に感じた”分かりにくい、非効率”は改善の種。大切にしよう!
    • 改善提案はうまくしないと今までの運用を否定することになる
    • 自分が新人で慣れてないせいにして、どうすれば手間も減って効率が良くなるかを提案してみよう
    • エクセルのファイルなど自分で試作を作れるものなら実際に作ってから提案する
    • 具体的な提案ほど意見ももらえるし、採用もしてもらえる

    最強のスキルは”助けてから助けてもらう”こと

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    佐藤さん

    さて、いよいよ井崎さんが求める”面談の同席”をどう取るかよ。これはなかなか難しいと思うんだけど、なぜかわかる?

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    井崎さん

    私が面接に同席することのメリットが企業側に特に見当たらないことが一番の問題ですよね。私にとっては必要な経験ですけど、企業としては別に必要なことではないですもんね…。

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    佐藤さん

    そうよね。いずれ一人で面談できるようになれば面談担当者の負担が減らせます!とか考えられるかもしれないけどなかなか難しいわよね

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    井崎さん

    そうなんですよね…。でもどんな仕事でもどう役に立てそうかを常に考える意識はもっと持とうと思います!

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    佐藤さん

    その通りよ。基本的に仕事を取るときに意識するのは、その仕事を私に振ってもらえたら役に立ちます!とうまく主張することなんだけど、この場合はやっぱり難しいわ。そういう時はもうお願いするしかないわよね

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    井崎さん

    お願い!そんなことで何とかなるんですか?

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    佐藤さん

    何とかなるときと何ともならないときがあるわ…。井崎さんはどんな人のお願いなら聞いてあげたくなるかしら?

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    井崎さん

    えっと、困ってるときに助けてくれた人とか、人として好きな人とか…。そんな人のお願いならけっこう聞いちゃうかもです。前のテストの時にノート写させてくれたとか、欠席してた講義で大事な話があったとき連絡してくれるとか。あっそうか。だから先輩や上司の役に立つことが必要なんですね!

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    佐藤さん

    その通り!助けてから助けてもらうってことね!もう一つ付け加えるなら、ちゃんと段階を踏んでいたらここまでで井崎さんはいくつかの提案をして、その提案を受け入れた結果、先輩や上司の役に立っているはずね。その経験を積み重ねてもらうことで、よりあなたのお願い(提案)は受け入れてもらいやすくなるの。手間のかかる仕事をたくさん任せてもらっていたのはこういう意味もあったのよ

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    井崎さん

    なるほど!先に役に立っておけば、そのあと助けてもらえる可能性が上がるってことなんですね!

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    佐藤さん

    そういうことね。あと、ご飯とか飲みとかに連れて行ってもらったときにお願いするという小技もあるわ。井崎さんもよくわからないけどお酒飲んでるときに思わずOKしちゃったってこと、あるんじゃないかしら。意外と使える技かもね。

    • 提案をして上司や先輩の役に立つということを繰り返して助けてもらえるようになろう!
    • あなたが提案したことを受け入れると楽になるという経験を上司や先輩に積んでもらおう!
    • 場所を変えてお願いするのも一つの技
    • とにかくあらゆる手段でお願いすれば何とかなるかも!

    長期インターンでやりたい仕事を取る方法まとめ

    企業はあなたにやりたい仕事をやらせるために存在しているわけではない

    1. ちょっとした改善をやっていく
      • 簡単なものなら家で試作して提案する
      • 改善提案はうまくしないと今までの不備を責められていると感じられる
      • 提案の際は自分が慣れてないせいにすると柔らかく伝えられる
    2. 許可が必要なことは工夫して許可を取る
      • 提案をして、上司、先輩の役に立つという経験を重ねる
      • 場所を変えてお願いしてみる
      • 特にあなたがやることに必然性がないことをお願いするときには、”役に立つ”を繰り返して何とかしてやろうと思ってもらえるようにしよう
      • 場所を変えてタイミングを図ってお願いしてみるのも一つの手
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    佐藤さん

    相手に自分がどう見えているか、何をやってほしいと思っているかと、自分が何をやりたいか、そのバランスをうまくとる感覚を学べるといいわね。なぜ望み通りいかないかよりもどうすればうまくいくかを考える癖をつけると強いわよ!

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    井崎さん

    助けてもらえるようにとにかく役に立つことを意識して頑張ります!

    画像名
    佐藤さん

    役に立ってから助けてもらう!簡単な業務をたくさん任せてもらうことから全ては始まるのよ。前回紹介した業務の幅を広げる方法はやりたい業務を任せてもらうための基本になるから、復習しておいてね

    慣れてきたら業務の幅を広げよう

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