最初の自己分析はほどほどに。動くきっかけくらいにとどめておくのが正解です。
最初の自己分析はほんとにさらーっと、何なら別にやらなくていいくらいです。
そもそも今までの人生で「働くこと」を考えたことない人がほとんど。そうですよね?
自分の頭の中で作った「就活軸」って現実に即さないものになって当たり前だと思いませんか。
もちろん、それまでの人生で現実的かつ的確な就活の軸が育っている学生は、その軸をちゃんと掘り出して言語化して、企業研究からその軸に合う企業を見つければいいのですが、そんな学生って少ないですよね。
特に弊社が応援している「8割の普通の就活生」の方で言うと、育っていない方がほとんどです。
じゃあどうすればいいか。
結論としては、行動することで軸を育てながら就活していくのがいいと考えています。
たとえば、「ちょっと興味がある」くらいでもエントリーしてESを書いてみる。
社会人が仕事に就いて話す場にできるだけ顔を出して話を聞いてみる。
まず行動してみることで、「生情報」を手に入れる。
そうやって実際に足を動かして「シゴト」と向き合うことで、軸を見つけながら、ブラッシュアップしながら内定に向かうのが大事だとキャリ窓式では考えています。
整理すると、
就活軸が育っている人はその就活軸でやればいい。
でも、育ってない人は育てる必要がある。
育てるためには実際に就活で「シゴト×ジブン」に向き合うことが重要。
実際にやるべきことは二つ。
選考に参加して「切実に」仕事や企業に向き合うこと。
もう一つは、いろんな社会人の話を聞くこと。
実際に行動することで、切実に考えること&現実に触れることの二つが大事。
就活を進めながらこの二つをクリアしていくのが効率がいいということです。
「机上の空論」って聞いたことありますよね?
「百聞は一見に如かず」って聞いたことありますよね?
あれって事実なのです。
僕も含めて経験が少ないみんなの頭の中にある情報はほんとに少ない。
少ない情報は判断の精度にダイレクトに関わります。
「生情報」を集める必要があるのです。そのためにはES作ったり面接でお話聞いたり、社員訪問していくことが重要。
僕らに不足しているのは自己分析じゃない。
「生情報」と「シゴトについて切実に考えた経験」です。
そのためにも、書類選考通るだけのES作りじゃなくて、ガチでやるのが大事。
ESも一次選考の準備も、通るためだけにやると、大事なこと(シゴト×ジブンの知見)を抜かしたまま二次以降の面接に向かわなきゃいけない。それは、丸腰で戦場に向かうのと一緒。
ESも面接準備も、全ては不足している自分の就活の軸を作るため。
手を抜かない。必死で考える。一生懸命書く。
それは、絶対就活後半で活きてくるよ。
下記三つを徹底的に考え抜いてみよう。そして、伝わるように書く。
➀その企業に入社したいとしたらなぜか
➁その企業に入社するとすれば、貢献するためにどう成長するか
➂その企業で働くなら何をモチベーションに頑張れるか
これを10社程度必死で考えて言葉にする。
そうすれば、自分の中に軸が育つのが分かると思うんです。
大事なのは、「入社する」という仮定の上で考える事。
これ、ポイントです。もう入社するって心の中で決めて、その中でどう頑張るかどう貢献するかを考えてみる。
もうね、そうしないとみんなたぶん真剣に考えられないんですよ。
でも、そうすることで、「まじでこの企業で働くとしたら?」が切実になって、切実な自己分析になると思うのです。
さらに、通過率も比較的上がりますよ。
その会社に入社するって考えて自分の考えをまとめる。
それを何社か繰り返してみる。
10社程度これやって、それから書いたESを一度まとめて見てみる。
そうすれば、必ず共通するキーワードが見つかるはず。
それが就活の軸です。
あとはその軸に合う企業を探してまたエントリー。
また10社くらいやって考え方が深まったかなーというところで再度軸をブラッシュアップ。
あとは同じことを続けるだけです。