志望動機は、長期インターンでは就活以上に重要です。
エントリーシート(ES)でも、面接でも最重要視されるといっても過言ではありません。
志望動機で人事が判断することは、極論してしまえば下記2点です。
- インターン内容を理解したうえで志望しているか
- インターンを長く続ける意欲があるか
志望動機は、インターンを長く続ける意欲があるかどうかはもちろん、インターン内容を理解しているかどうかも判断されます。
インターン選考は特に志望動機が重要
長期インターン選考では志望動機は非常に重要になります。
志望動機とは、言葉を変えれば、そのインターンに参加したい理由です。
企業人事にアピールする項目は志望動機と自己PRですが、志望動機は自分が採用されたい理由と意欲の強さを説明し、自己PRでは自分を採用した場合こういう能力や経験を使って貢献したいということを説明します。
志望動機では自分にとって採用された場合のメリットを、自己PRでは企業にとって自分を採用した場合のメリットを、それぞれ相手に伝わる形で書くということです。
就活では、志望動機とともに能力面も重視されますが、長期インターンでは能力よりも志望度が高いかどうかが重視されることが多いです。
少なくとも10年程度は社員として勤めるという前提のある社員採用と違って、長期インターンは短ければ半年足らず、長くても2~3年程度の勤務予定です。
社員でも最初の数年は能力よりもやる気が重要というのは変わりませんが、その後徐々に能力で差がついてきますので、長く勤務する予定の社員に関しては、能力も大きな評価比重にならざるを得ません。
社員であればやる気以上に能力が必要になりますが、長期インターンではやる気でカバーできるレベルの仕事が中心になるということです。
繰り返しになりますが、長期インターンの選考では、どれくらい働けるかとどれくらい続けられる意思があるかが重要になります。
志望動機の選考基準は2つ
長期インターン生を採用する理由にもよりますが、企業が長期インターン生を選考する一番最初の基準は、やる気があるかということと、すぐ辞めないかということだと考えてください。
長期インターンの学生を雇うのも数万円から場合によっては十万円を超えるコストを企業は掛けています。
すぐ辞めてしまう学生ややる気がなくてなかなか戦力にならない学生だと無駄なコストになってしまいますよね。
先述の通り長期インターンであればそこまでの能力を企業は期待していませんが、その分やる気や続けられるかということには敏感な担当者が多いです。
インターン内容を理解しているかどうか
自社のインターンを理解した上で応募しているかどうかがまず重要です。
学生が思い込みでこんな仕事、こんな企業と勝手に考えてインターンに応募、合格してスタートしたものの想定と違うという理由ですぐ辞めることがよくあります。
自分の理想や思い込みをできるだけ排除して、情報を集めて分析する必要があります。
熱意はあるかどうか
もう1つは、熱意です。
どうしてそのインターンに参加したいかという理由と、どうしてもそのインターンに参加したいという熱意です。
何のためにそのインターンをやるか、何を得たいかという気持ちが強ければ強いほど頑張れますよね。
その気持ちをしっかり伝えることが重要です。
参加したい理由はそのインターンに応募すると決める際にある程度理由はあるはずですので、素直な自分の気持ちを書けば問題ないはずですが、自分がそのインターンに参加する理由が上手く書けない場合、そのインターンに応募するのは少し待ったほうがいいかもしれません。
書類選考に合格するかしないかの前に、そのインターンに本当に参加する意義があるかどうかをもう一度自分の中で精査したほうがいいと思います。
熱意があるように書くのではなく、熱意を持てるインターンをまず探し、そのインターンに応募することが重要です。
志望動機を書く前のリサーチ
当然どのインターンに応募するか決めた段階でリサーチはしっかりしている必要がありますが、改めて自分なりに情報を集めることは重要です。
「長期インターン 営業」や「インターン 長期 人事」みたいな感じで検索をかけて、インターン紹介サイトに掲載されている案件にたどり着くことが多いと思いますが、それだけでは十分な情報収集と言えません。
企業分析の練習にもなりますので、インターンの情報とともに会社、社員の情報までできるだけ多く集めましょう。
インターネット上で集められるだけ情報を集めよう
本来どのインターンに応募するかを決める段階で行うべきですが、情報収集は少なくとも下記に目を通しておきましょう。
- その会社のインターン募集要項
※自社HPでの募集、複数のインターン紹介サイトで募集している場合は全ての要項 - その会社のHP、SNS
- その会社のサービス(個人がみられるサイト等)
- その会社のSNS
インターンの募集要項は自社HPや複数のインターン紹介サイトで確認できます。
とりあえず”企業名かつインターン”で検索して上位20のページを確認しておけば大丈夫です。
意外と内容が少しずつ違う場合が多いですので、各サイト見比べると実際どういう人材をどういう働き方で求めているのかが見えてきます。
高い確率で自社HPに掲載している内容がインターン生に本当に求めていることであることが多いです。
インターン紹介サイトですと、より学生が集まりやすいように文言等も工夫されており、条件もややゆるくなっている場合がかなり多いと考えてください。
※紹介サイトではできるだけ多くの学生を企業に紹介する必要があるので、集客が高い優先順位になっています。
自社サイトに力を入れていない場合などもあって、企業によりますので、全てのサイトを確認することをおすすめします。
企業の実際に行っているサービスも企業HPから確認できます。
”営業”、”マーケティング”、”ライター”などの職種でも、企業の業務内容によってはかなり経験できる幅があります。
自分のイメージと社会のイメージ、その企業個々のイメージは全然違うと考えて、職種名に惑わされずに実際どういった業務になりそうかを自分なりにリサーチしてみることが重要ですよ。
書類選考に通る志望動機を作るためには、実際そのインターンで行う業務を知る必要があります。
紹介エージェントの情報は重要だけど注意が必要
企業担当者や学生担当者が相談に乗ってくれるサービスを行っているインターン紹介サイトは多いです。
実際にあなたが応募を考えている企業を実際に担当している方ですので、かなり情報量が多い可能性があります。
うまく活用すればその企業の雰囲気や傾向など、重要な情報が手に入る可能性が高いですので、利用する価値は大きいです。
紹介サイトのエージェントから情報を得る場合、ちょっとした注意が必要になります。
相談に乗ってくれるインターンサイトの担当者は、あくまでも自分の担当企業もしくは自社サイトに掲載している案件にあなたを応募させることを目的に相談に乗っていると考えてください。
基本的に会社に属して活動する場合、社会人は会社の利益(=自分の利益)に従って動くものだということは常に意識するといいと思います。
ちゃんとあなたの希望を聞き出そうとしてくれるかどうか、自社サイト掲載のインターンでもあなたに合わないと思ったら他のインターンを考えてくれるかどうかという点に注意するといいですね。
社員として自社サイト以外の案件の相談には乗れないと思いますが、きちんとあなたの希望を聞いてくれる方は比較的信用できる傾向だと思います。
- 長期インターンの選考は志望動機が重要
- 働く期間が正社員と比較して短いため、やる気のほうが能力よりも重要
- まずは頑張れるということとすぐ辞めないということをアピールしよう!
- 情報収集で自分がそのインターンをやる必然性を見つけよう!
- インターン内容の理解が重要
- インターネットでできるだけ情報収集しよう
企業HP、各インターンサイト、社員情報など - インターン紹介サイトの担当者からの情報収集
当サイトも無料LINE相談を設置していますので、ES添削、インターン内容の不明点等ありましたらご利用いただいても大丈夫です。
学生側に立ってコンサルティングを行うために自社独自案件をできるだけ持たないようにしていますので、全ての紹介サイトの案件について相談してもらえます。