就活の自己PRの基本のカタチ | 3ステップで説得力アップ

就活において志望理由とともに最重要な自己PR。
自己PRの基本のカタチを押さえて書くだけでES通過率がかなり変わります。

自己PRの基本のカタチ

自己PRは基本的には下記を伝える単純な作業です。
➀自分にはこういう強みがある
➁その証拠にこういうエピソードがあるからその強みは事実である
➂その強みを使ってこのように御社に貢献できるのでぜひ採用してください
自己PRの型をもう少し細分化してかっこよくまとめてみたのが下記です。

  1. 結論(自分の強み)
  2. 結論の証明(エピソード)
    1. 状況説明
    2. 発見した課題
    3. 行動(課題へのアプローチ)
    4. アプローチした結果、成果
  3. 企業への貢献ポイント&抱負

自己PRは結論(自分の強み)から伝えよう

自己PRはまず自分の強みを結論として一文で伝えましょう。
結論を最初に伝えておくことで、エピソードの目的が採用担当者に伝わり、その後のエピソードの部分が読みやすくなります。
いきなりエピソードから入ると、採用担当者は、「で、結局伝えたいことは何?」と結論にたどり着くまでにストレスを感じやすくなります。

自分の強みを「私の強みは~力(コミュ力、リーダーシップ、協調性等)です」と一言だけで伝えるのは危険です。
相手と共通の認識を持てるレベルまで具体的な言葉に落とし込みましょう。
例えば”コミュニケーション力”と一言で言っても様々な意味があり、人によって想像する能力は変わります。
”周囲と仲良くやる能力”だと感じる人もいれば、”見ず知らずの人と臆せず話す能力”だと感じる人もいます。
もちろん”コミュニケーション力”に限らず、”リーダーシップ”に関しても、”人を惹き付ける能力”と考える人もいれば、”ビジョンを示してメンバーを引っ張る能力”と考える人もいます。
採用担当者と共通認識が持てるレベルまで具体的な文章にしましょう。
コミュニケーションでもっとも重要なのは、相手と共通認識が持てる言葉で話すことです。

具体的な言葉で自分の強みをアピールする利点はもう1つあります。
上記の”相手としっかり共通認識を持って話が進められる”ことのほかに、”オリジナリティがある自己PRにできる”という利点があるのです。
採用担当者は「リーダーシップがあります」だとか、「コミュニケーション力が強みです」という自己PRを見たり聞いたりすることにはっきり言って飽きています。
自分なりに具体的な言葉に落とし込みオリジナリティを出して有利に選考を進めましょう。

自分の強みをエピソードで証明する

自分の強みをオリジナルで具体的な言葉で採用担当者に伝えたら、今度はエピソードでその強みを証明しましょう。
”主体性を持って自ら目標を立て、粘り強さでその目標に向かっていくことが私の強みです!”とだけ主張しただけで採用してくれる企業はありません。
最初に伝えた自分の強みをエピソードで証明し、「なるほど!それは確かに強みだね!」と採用担当者に納得してもらうことが目的です。
下記の流れで説明するとスムーズです。

  1. 状況説明
    どのようなシチュエーションか
  2. 発見した課題
    その状況で自分が発見した解決すべき課題は何か
  3. 行動(課題へのアプローチ)
    その課題を解決するために自分はどのようにどう動いたか
  4. アプローチした結果、成果
    その結果どうなったか

状況説明はできるだけ分かりやすく簡潔に書くことを心がけることが大切です。
もちろんシチュエーションを理解してもらうことは重要ですが、その後の課題発見~行動、成果のほうがより重要なのでそちらに文字数を使えるようにしてください。

課題設定力は採用担当者が高評価する特性の1つです。
課題設定もしくは課題解決のための行動のどちらかは、力を入れてください。
どちらも大したことがないと判断されるような内容になってしまったら、他のエピソードを探すか、伝え方を工夫する必要があります。

どのように行動して課題を解決したかですが、これはまさに芯の部分で、冒頭で示した自分の強みを生かしたアプローチをしていることが重要です。
冒頭で示した自分の強みではなく、他のスキルなり特性を使ってアプローチしていることに気づいたときは、エピソードを変えるか、自分の強みの部分を書き換えるかが必要です。
強みありきでエピソードを作るよりも、エピソードから自己分析して強みを探すようにしてください。

課題を見つけ、行動したら、あとはその行動の成果、結果を伝えるだけです。
定量的な成果を挙げるようにしてください。数字で成果を説明するということです。
2つの意味があります。
1つは、数量で表すほうが採用担当者に分かりやすく記憶にとどまりやすいということ。
もう1つは、数字で考える、伝えることができる人材であることを採用担当者に伝えられるということです。
ビジネスにおいて数字で考えるという習慣は学生が考えるよりもはるかに重要です。
エントリーシート、面接では、伝える内容も重要ですが、どのように伝えるかということも採用担当者は重視していることを意識するようにしていきましょう

企業へ貢献できるPOINTで締める

最後はその強みを使って採用されたときにどのように企業に貢献するか、どのような意気込みで働くかで締めます。
これ、すごく大事です。
企業はあなたの成長のためでもなく、あなたのスキルアップのためでもなく、企業の成長のためにあなたを採用します。
企業が求めることを提供できる人材であるとアピールすることが重要です。

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