長期インターンに興味はあるけど、どういうことをやるのか、どんなメリットがあるのかよくわからないですよね。
この記事では長期インターンと短期インターンの違い、長期インターンの特徴とメリットをお伝えします。
1.長期インターンに企業が求めていること
長期インターンに企業が求めていることは業績への貢献です。ここが短期インターンとは全く異なる点です。
下記のように考えてください。
- 短期インターン=新卒採用の集客、入社試験
- 長期インターン=ビジネスマンとしての企業への貢献
この原則を前提に記事を読み進めていくと理解しやすいと思います。
2.長期インターンの特徴
長期インターンと短期インターンはかなり違います。
期間、給料、仕事内容に分けて、説明していきます。
2-1.長期インターンの期間
長期インターンの期間は主に3か月以上からです。
期間が長いことで、実際の仕事に触れられる点は長期インターンの大きなメリットです。
1dayインターンや3dayインターンなどの短期インターンは新卒採用の”集客戦略”がほとんどの目的ですが、長期インターンの場合は原則的に仕事の代価として給料を企業がみなさんに支払います。
短期インターンでは学生のみなさんはお客様ですが、長期インターンの場合はみなさんがお金をもらう側だということを忘れないでください。
2-2.長期インターンの給与
ズバリ1000円前後です。
東京都の最低賃金が985円なので、そこに合わせている場合が多いです。
ただお金を稼ぎたいだけの人は居酒屋で働くほうが稼げますが、報酬は”時給+就活に生かせる経験”と考えると、居酒屋バイトよりも長期インターンで働くほうが確実にお得だと思いますよ。
ちなみにエンジニアやウェブデザイナーなど専門的なスキルで貢献してもらおうと考えている企業では、スキルに応じて1500円~3000円程度の時給で求人を出している場合もあります。
自分のスキルに自信がなくても、興味があるインターンを見つけたら思い切って応募してみましょう。
同じようなインターン求人でも企業によって必要なスキルのレベルやインターン生に求めることは違いますので、チャレンジしてみることが大切です。
”私にできるかな?”とか考える必要はありません。心配しなくても企業のほうで判断してもらえます。とにかく応募して、面接にたどり着くことができれば知りたいことを質問してみることです。
たとえ合格しなかったとしても具体的に動いた経験はいずれ就活や次のインターン応募に必ず役立ちます。
2-3.長期インターンの仕事内容
反対に長期インターンでは、実際に企業の役に立つ業務の中から学生に任せられる仕事を任せています。
新卒採用した場合に最初に任せる仕事が中心になる場合が多いですので、自分が採用された際にどんな仕事から始まるのかがよく見えると思いますよ。
また、ライターインターンは学生ならではの視点を期待するなど、学生だからこそうまくできる仕事をうまく任せてくれる企業も多いです。
3.長期インターンのメリットとデメリット
特に”就活”という観点で考えると、デメリットは特にありません。
長期インターンは週10~20時間程度の時間が必要になりますので、その時間をもっと有意義な何かにあてることができると確信できるのであれば、そちらを優先したほうがいいですね。
”本当の仕事”を体験できることが長期インターンの一番のメリットです。
短期インターンでは長くても1か月程度、これで仕事を任せるなんてことを企業はやりません。
短期インターンは新卒採用の集客活動が目的、長期インターンは実業務を任せることが目的です。
みなさんを短期インターン生として受け入れる理由は基本的にはその後の就職活動で自社の入社試験を受けてもらえるようにすることです。
入社した際、実際に行う業務であっても、みなさんにつまらないと思われそうな業務を指示すると入社意欲がなくなりますよね。
そういうわけで、短期インターンでは普段の業務というよりも業務の中でより興味をもってもらえそうな内容を任せることになります。
その点長期インターンであれば時間も期間も長くとれるので、企業が必要とする仕事を任せられるというわけです。
企業に入社して実際にやる仕事はもちろん企業が必要とする仕事なので、就業体験という点でも、就活のエピソードづくりという点でも長期インターンにはメリットがあります。
4.長期インターンの特徴とメリットまとめ
短期インターンは学生がお客様
長期インターンは企業がお客様
“本当の仕事”を体験できるのは長期インターンだけ
長期インターンのメリット
- 就活のエピソードづくりに役立つ
- 実業務に携わることで業界、職種を志望するか考える機会になる
- 社会人の基礎マナーが学べる